takushamble’s blog

コンサルを辞めて、ベンチャーに入社して、色々やりはじめた人のブログ

読書の夏〜今夏読んだ中でおすすめ本5冊〜

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どうも、牧野です。

もうすぐお盆休みですね!前職では長期休暇には公休日に加え、特別休暇という制度があったため休みが長かったんですが、今では暦通りとなってしまいました。

9連休から5連休に・・・。お休みをいただけるだけ幸せですが!

 

さて!今日はこの夏(7~8月初旬)に読んだビジネス本の中でいいなーと思った本を紹介します。

発行日が昔のものもありますが、なぜか夏になると読書がはかどります。

 

①WORK RULES!

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2015年はじめにアメリカで発売されてから、世界中でベストセラーになっている著書。

Googleの人事トップが語る、その人事政策はどれも大量のデータと多くのエンジニアの功績であることが見て取れます。

食事がタダ、豪華なオフィス、高い報酬基準などの福利厚生にはすべて裏付けがあることをはじめて知りました。

またGoogleは2006年以降、6,000人から6万人まで社員を増やしていますが、求人倍率はまさかの30,000分の1。

またマネージャの権限をできるだけ無くすことにこだわりを持つGoogleですので、マネージャの権限で採用を決定することも出来ないようにしているんです。

その秘密はぜひ読んでみてのお楽しみ。

 

②ALLIANCE

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Linkedin創業者のリード・ホフマンなどが語る「新しい雇用」に関する著書です。

ちょうどダニエル・ピンクの書いた「フリーエージェント社会の到来」が書かれたのが今から13年前。

そこから一周してたどり着いた雇用に関する新しい考察がこの本にはまとまっています。

ITリテラシーの高い人材とそうでない人材の給与格差が広がっていたり、フリーランスの人の中でも給与格差が広がっている。

給与が高い人、そして仕事面での充実度が高い人は、皆様々な組織との良好なALLIANCE関係を持っていると書いてあります。

良好なALLIANCEを持つには「その組織に関与するのはなぜか?(Whyの握り)」「どこまでやるのか(コミットの握り)」「誰とやるのか?(チームの握り)」の3本柱が必要です。

シリコンバレーを中心とする様々な会社と良好なALLIANCEを持つランサーの事例がたくさんあるので、読み物としてもおすすめです。

 

③企業に求められる対応をやさしく解説 マイナンバー制度の実務と業務フローがわかる本

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愛知に本社を置く、名南経営さんの図書です。

個人的に不勉強だったため、マイナンバー制度についてはいつか勉強しなきゃなと思ってたところ本屋さんで見つけて購入。

読んでみて思ったことはただ一つ。

 

 

 

 

 

マイナンバーはめんどくさそう」

これに尽きます。

企業として、マイナンバーに対応しても得られるメリットが不透明すぎる。

ただ社員の社会保障にまつわることなので対応はマスト。

もし企業の総務担当の人がいれば、この本だけでマイナンバー対応に関する知識は得られるので一読をおすすめします。

 

④ドイツ人はなぜ、1年に150日休んでも仕事が回るのか

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インダストリー4.0で次の工業を引っ張る存在と言われているドイツ。

勤勉な労働意欲が日本のそれと似ているとよく言われますが、実態はどうなのか?

タイトルで一目惚れして購入しました。

中身を見てみると、ドイツ人の労働に関するトピックは以下の通り。

・日本の昔のような製造業の文化が色濃く残る

→日本の昔の町工場では、雇用主が被雇用者を家族のように扱うことで求心力を高めていました。求心力が高まることで、仕事への意欲が高まります。その結果生産性が高まるという。

・国として資本装備率を向上させている

→細かい数字ははぶきますが、ドイツでは生産設備を購入する際の控除や補助金が豊富にあります。これは国策として工業社会を成長させようとしているからなのですが、常に最新の設備を使えるようにすることで、世界からの発注を受けられるようにしているようです。結果生産性が高まる。

・ドイツの文化として「稼ぐは美学」という文化がある

→良質な仕事をした結果、多くのお金を稼ぐことは美学である。

日本だと横の意識が強いため、稼ぐことに対して美しくないと思う人もいるかもしれません。

ドイツをはじめ、欧米諸国ではそんなことはなくビジネスをビジネスとしてよりよくすることへの意欲が高いらしいです。

そのため生産性が高い。

 

などなど、文化の違いによるところが多いのですが、国策もいろんなことをやっているようです。

興味がある方はぜひ。

 

⑤人は、誰もが「多重人格」 誰も語らなかった「才能開花の技法

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田坂氏の最新本。

2012年にトーマツのイベントで登壇いただいた際にはじめて知った方ですが、大ファンになってしまいました。

今回のテーマは「多重人格」。

人は一人でいる時、上司と話す時、クライアントと話す時、部下と話す時など、場合により「自分」を使い分けます。

使い分けることに疲れてしまい、一人になることを選ぶ人もいますし、転職を考える人もいます。

ただその自分の多重人格をマネジメントできるとしたら?

この本の中では多重人格をマネジメントするための「芯の作り方」を紹介してくださっています。

長期休みに重いものを一発読みたいという方におすすめです。

 

 

いかがでしたか?

夏休みに読む本を探している方の参考になれば幸いです!