takushamble’s blog

コンサルを辞めて、ベンチャーに入社して、色々やりはじめた人のブログ

年初の決意よりも年の瀬に「振り返り」を

こんにちは。牧野です。

前職の先輩から教えてもらった言葉をタイトルとしました。

「今年はこれを頑張ろう」という年初の決意をする前に「今年は何を学んだのか」を振り返ってみてはいかがでしょうか。

成長はサイクル

「経験学習モデル」という学習理論がある。

人は実際の経験を通し、それを省察することでより深く学べるという考え方を、人材育成の領域では「経験学習」と呼びます。組織行動学者のデービッド・コルブはこうした学びを、体系化・汎用化された知識を受動的に習い覚える知識付与型の学習やトレーニングと区別し、「経験→省察→概念化→実践」という4段階の学習サイクルから成る「経験学習モデル」理論として提唱しています。

(「日本の人事部」より)

「経験学習」とは? - 『日本の人事部』

「経験」とは実際に取り組んだこと、つまり行動を指し、「省察」とは行動した結果やその要因を「振り返る」ことだ。

また「概念化」とは自身の行動やその結果から「自分なりのやり方」を見つけ出すことである。

 

コルブはこのサイクルこそが人の成長には必要だと説き、社員研修などではよく用いられる理論である。

特に「省察」が重要視されている。なぜならば人は自分自身のことを自分だけではうまく振り返られないからだ。

自分のとった行動やその結果、要因を的確に振り返ることは難しい。

そのため省察の際には他者からのフィードバックが重要となる。

現実を直視する

ただし他者からのフィードバックを受けたとしても、それを素直に受け止められるだろうか。

自分にとって都合のいいことは受け止められても、都合の悪いことは受け止めることが難しいこともある。

 

経営書「ビジョナリー・カンパニー2」では調査対象となった「偉大な企業」の経営者の多くが「厳しい現実を直視する」ことに執着していたようだ。

そもそもなぜ「振り返り」をする必要があるかというと、「概念化」につなげるためである。

過去の学びを用いて、次のステージに上がるために必要不可欠な「振り返り」である。

 

ビジョナリー・カンパニー2に登場する第4水準のリーダーの多くは現実を直視するよりも「浮ついた明るい未来」ばかりを見続けた結果、良質な事業を持ちながら偉大な企業にはなれなかった。

つまり「次は何を目標にすべきか」を考える前に「自分は今どこにいるのか」を明確にする必要がある。

年初には大きな決意を持とう

自分の立ち位置を明確にしたならば、大きな決意を持とう。

普段、何か計画を立てる時や目標設定をする際に1年というスパンで物事を考える機会は実はそう多くない。

大抵の場合、1日や1週間、長くても3ヶ月というスパンになってしまう。

3ヶ月でできることと1年でできることはもちろん違う。

1年というスパンでものごとを考えることは実は難しい。

そんな時は3ヶ月置きに段階を踏んで考えるようにしてみよう。

 

さて来年はどんな年にしようか。

 

ビジョナリー・カンパニー 2 - 飛躍の法則

ビジョナリー・カンパニー 2 - 飛躍の法則

 

 

 

成長しようと思うな。毎日変化を楽しめ。

f:id:takushamble:20151031215950j:plain

お久しぶりです。牧野です。

世間はハロウィンですね。僕も昨日ちょっとした仮装をして同僚とハロウィンを楽しみました!(ていうか飲みました)

 

その反動で、今日の仕事は若干スローになったことで少し内省の時間として記事を書くことにしました。

内省したのは「成長するために必要なこと」についてです。

成長ではなく、変化を楽しめ

トーマツイノベーションの時の上司からよく言われていたことです。

よく会議などで「うまくいったこと」や「成長できたと思うこと」などを報告し、褒めあったり、フィードバックをしあう会社はたくさんあると思います。

実際僕も今LIGでマネージャをさせてもらっていて、部下に「Good Job」を終礼時に報告してもらい、フィードバックをしています。

これをすることでメンバーが普段なかなかとらない「振り返りの時間」を取ることが出来、毎日Good Job(うまくできた仕事)のハードルを上げることで成長していきます。

ただGood Jobの報告を続けていくと、どこかでこのハードルが止まってしまいます。

メンバーの目線だと、自分の仕事の範囲がいきなり大きく変わることはないため、「どう早く仕事をこなすか?」ということに注力してしまうからです。

そうなった時に大事だと思う考え方が「今日俺は何かを”変化”したか」という振り返り方です。

王道の話になってしまって恐縮ですが「ダーウィンの進化論」って有名ですよね。

生物の種の中で、勝ち残る種はどんな種か。それは「強い」種ではなく、「変化対応」できた種である、というお話です。

成長するためには、良質な刺激を受け続ける必要があります。成長する人は外部からもらう刺激だけではなく、自ら自分の仕事や環境に対し変化をもたらし、自分で刺激をつくり、その刺激に反応するように自らを強くしていくことができます。

その変化は小さいことでもいいんです。

例えば「提案書のテンプレを使うのではなく、ゼロから提案書を作ってみる」とか「飲んだことない人と飲んでみる」、「勉強したことがない経済学を学んでみる」とか。

自分の中で変化を起こすことによって、新しい刺激が生まれます。「その刺激を楽しめるかどうか」がとても重要です。

大人にも成長痛はある

ただ「刺激を楽しめる」ようになるには成長痛を伴う時期もあります。

例えば提案書を作る時も普通に考えれば、テンプレを使ったほうが楽に決まっています。ゼロから作り上げるのは労力もかかるし、最終的にはテンプレを使ったほうが良いアウトプットになるかもという不安もあるかもしれません。

例えば全く学んだことのない経済学を学ぼうと思っても、やれケインズだの、マルクスだの、あんた誰だよっていう人がたくさん出たり、学んでも学んでも足りないくらい学問が広いので「学んで何になるの?」と感じてしまうかもしれません。

ただこういった変化を起こし、刺激を受けることでとった行動は必ずあなたに還元されます。

でも行動をしてる時は「何になるの?」という疑念もでます。

この狭間を耐えること、そして時には時間的な効率を求めない作業(夜中まで仕事するとか)をしている時期は変化を起こせるようになるための「成長痛」の時期だと考えましょう。

成長痛は、いつまでたっても続く人もいれば、経験しない人もいます。

でも人より多く成長痛を経験している人は、必ず人より成長することができます。

まとめ

ぼく自身、Webという世界に入って4ヶ月。めちゃめちゃ楽しい反面、毎日成長痛と戦っている感じもあります。

ただこの成長痛は絶対自分のためになるだろう、という確証のない自信もあります。

ぼくの大好きな本「ビジョナリーカンパニー2」で「ストックデールの逆説」というお話があります。

「最後には必ずうまくいく」という考えは持たなきゃいけない。でも「今はキツイ」という現実も見なきゃいけない。

これを「うまくバランスを取ろう」と考えているとどっちも中途半端になると思います。

なので「どっちも全力でやろう」。どっちも全力でやって、振り返った時に最終的にバランスがとれてたね、ってくらいがちょうどいいと思う。

今年もあと2ヶ月。正月に温泉とかで、「いい年だったな」と思えるように頑張ろう!

 

 

ビジョナリー・カンパニー2 飛躍の法則

ビジョナリー・カンパニー2 飛躍の法則

 

 

連休直後の土日に読みたい「月曜から頑張ろう!」と思える本6冊

f:id:takushamble:20150923172407j:plain

こんにちは!牧野です。

シルバーウィークが今日で終わりですね。みなさんは連休を満喫されましたか?僕はコンクリートジャングルで無料wifiを求めて彷徨う日々を過ごしていました。焼けました。

 

さて!連休が終わるとすぐに土日ですね。

先日の記事では「人生に影響を与えた1冊」を紹介しました。

takushamble.hatenablog.com

その直後にここで紹介した本を読んだのですが、まーテンション上がりました。いい本はテンションをあげてくれます。

 

ということで!連休中には間に合わなかったので、連休明け直後の土日に読んで年末までのエネルギーを充電したい!と言う人向けの本を紹介したいと思います!

 

 ⒈「ゼロ なにもない自分に小さなイチを足していく」堀江貴文

 釈放後に出版されたホリエモンの過去・現在・未来について書かれた自伝。

特に彼のすごいなーと思うことは「没頭し続ける力」が半端ないこと。

 

「仕事が好きな人」って本当は仕事自体が好きなわけないんですよね。誰だって休みたいし、漫画ばっか読んで毎月収入があったらそれは最高です。

でもホリエモンは新しい知識を吸収することへの関心が強すぎ。

強すぎて強すぎて、人とは違う世界が見えちゃう。見えちゃった世界では人と違う言動や行動が当たり前なので、世間からの見え方も冷たくなりがち。

(ちょーどイーロン・マスクとかも同じ感じですよね。)

 

でもそんな彼だって「一つひとつ積み重ねていく大事さ」をこの本では説いています。そんな彼の言葉を聞いちゃうと掛け算で商売をしていこうと考えている自分が浅いなーと自省されます。

あくまでも商売は足し算。市場の開拓だって、プロダクトの組み立てだっていきなり上手くいくことはない。1社のクライアント、1つのコードを大事に組み立てないとその商売はうまくいかない。

 

新規事業の立ち上げや一人で事業やメディアを任されている方にはおすすめの本です。

 ⒉「君に友達はいらない」瀧本晢史

君に友だちはいらない

君に友だちはいらない

 

 トーマツ時代の代表におすすめされて読んだ本。これは長期休みのたびに読んでいます。

タイトルは厳しい言葉ですが、中を読んでみると「仲間の大事さ」「仲間の中で自分が出せる価値は何か」などあくまでも「組織の中の個人としてどうするか」について書かれています。

つまりこれは「個人を主体においたチームビルディング」の本です。

 

フリーエージェント社会の到来」でも語られている内容ですが、今後の労働市場は「会社に所属する」という概念ではなく「チームに所属する」という概念が広がると言われています。

しかも収入の安定化を図るなら複数のチームに。

 

そんな時にみなさんの武器はなんでしょうか?

売上を上げること?プロダクトを開発すること?プロジェクトの進行を推進する人?

 

会社に所属していれば給料がもらえる、という時代では考えなくても食っていけますが、今後は少ない人数でのチームという概念の中で「自分は何ができるのか」を考えていかなければなりません。

 

特に今でも3~7名くらいで動いている事業部やチームで所属する方は是非読んでみてください。

 

⒊「カップヌードルをぶっつぶせ!-創業者を激怒させた二代目社長のマーケティング流儀」安藤宏基 

2013年に読んでもっとも面白い!って思った本。

カップヌードルを超える」というとても大きな課題に取り組んだ、日清二代目(正式には三代目)社長の奮闘を本人が語る自伝。

 

うどん「どん兵衛」、焼きそば「UFO」、パスタ「スパ王」などはすべて二代目の宏基氏が産み出した商品なんですが、どれもカップヌードルを超える売上はあげられない。

しかも自分と同じような情熱を持って「即席めん」を開発してくれる部下もなかなか育たない。

 

そんな中で「ビジネスアイデアをどう生み出すか」「商品責任者をどう育てるか」などについて詳しく語られているのが本書です。

 

事業責任者やブランド形成などに寄与している方におすすめです。

 

⒋「ジェフ・ベゾス 果てなき野望 」ブラッド・ストーン

ジェフ・ベゾス 果てなき野望

ジェフ・ベゾス 果てなき野望

 

 果てなすぎ。

 

⒌「ジャック・マー アリババの経営哲学」張燕 

ジャック・マー アリババの経営哲学
 

 哲学でかすぎ。

 

⒍「一勝九敗」柳井 正

一勝九敗 (新潮文庫)

一勝九敗 (新潮文庫)

 

 一勝九敗だけど、勝ちすぎ。

 

最後に

いかがでしたか?

4~6に関しては、ぶっ飛びすぎてて正直内容は理解できていないかもですw

 

ただどの本も「自分に足りないのは『根性』であること」「成功者もチャレンジャーであること」を教えてくれます。

 

さぁ俺もがんばろー!!!

 

 

 

【まだ人生そんなに過ごしてないけど】人生に影響を与えた1冊

おひさしぶりです!牧野です。

はてブ今週のお題が「人生に影響を与えた1冊」だということで、短い25年の間で「これは人生変えられた!」って本を探してみました。

 

本は苦手

ちなみに僕は本は苦手です。

トーマツ時代から「本読むキャラ」みたいに思われてるんですが、実際本を読むようになったのは社会人になってからなんです・・・。

それまでは小学校の時に「皆読んでるから!」という理由でハリーポッターを親に買ってもらったんですが、3ページで読むのを断念するというくらい活字嫌いキャラだったんです。

大学に入ってから中小企業診断士という資格の勉強をはじめてから、「活字いけるかも?」と思い始めたんですが、読書は無理。

これは「俺は本は読めないキャラ」なんだなーとあきらめていました。

 

漫画、音楽は大好き

それに引き換え漫画は大好きでした。

中学高校の時は「スラムダンク」「あひるの空」「ダイヤのエース」「ファンタジスタ」など。

大学の時は二瓶勉さんの世界観にどっぷりはまってしまいSF漫画にどっぷりつかりました。

また音楽も狂ったように聞いていて、だいたい夜寝る前にはyoutubeで好きなバンドから「関連動画無限ワープ」を3時間くらい繰り返してました。

 

共通点は「憧れ」

漫画も音楽も狂ったように漁っていたわけですが、何がそうさせていたかというと「憧れ」だったんだと思います。

「俺もああなりたい」とか「俺もあんなダンク決めたい」とかそんなんです。

正直中二病だと思いますwww

でも憧れが無いと、何事もうまくいかないんじゃないかと思うこともあるわけです。

例えば今仕事がうまくいっていないとする。そんな時にモチベーションがどーのこーのいうより、「ああなりたい」という「憧れ」こそが自分を助けてくれると思うんです。

僕にはこの「憧れ」がたくさんあります。

 

桜木花道のように熱く生きたい

御幸一也のように華麗な流打ちがしたい

エリック・クラプトンのようにダメ人間になりたい

ブライアン・ジョーンズのようにレコード会社に養われたい

ピート・ドハーティのようにジャンキーだけどパワフルに生きたい

ルー・リードのようにパンクだけど長く生きたい

 

本にも憧れるように

その延長上で本の著者やそのストーリーに憧れることが増えました。

社会人になる直前、内定先の会社から幸いにも「課題本」を与えてもらえました。

それは経営書であったり、マーケティングに関する専門書だったり。

 

するとどうでしょう。その本の内容はどれもキラキラしてるではないですか!

もちろん資格の勉強をした結果、知識がついているという前提はあるんですが、とにかくキラキラしてる。

ここから、本にも「憧れ」を抱くようにになりました。

 

「俺もこの著者のようになりたい!」とか「俺ならこれできる!」みたいなことが増え、その結果、本を読む機会が増えました。

その中で最も人生に影響を与えてくれた1冊はダニエル・ピンクの「フリーエージェント社会の到来」です。

 

フリーエージェント社会の到来

f:id:takushamble:20150921150037j:plain

フリーエージェント社会の到来 新装版---組織に雇われない新しい働き方

僕がこの本を読んだ時、「フリーエージェントってかっこいいな」と思ったのが率直な感想でした。

これから先、どんな大企業だって倒産するし、国家だって統廃合があるかもしれない。経済は回り続けるし、地震だって起こり続けるだろう。

 

だからこそ僕たちは「自分一人で仕事ができる」ようになっておかなきゃいけない。

会社に属さなくても自分と自分の身の回りの人の世話ができるようになっておかなきゃいけない。

いつから本格化するかはわからないけど、そういう世界はすぐそこまで来てる。

(少なくともこの本が書かれたのは2002年なので、ダニエル・ピンクには見えている世界がある)

 

ちなみに僕は今いる会社でマネージャー業務もしているけど、部下の人たちにも同じことは言える。

会社として成長して給料を高くしていくことも大事だけど、「俺はどこでもやれるぜ」ってなってほしい。むしろ「俺はどこでもやれるぜ」って人にいかに自社に居てもらえるかがマネージャーとして大事な仕事だと思う。

 

一人で働くことを考えれば考えるほど、一人では生きていけないことに気づく。

でも一人で働けなければ、これからは組織にもいられない。

とても厳しいけど、でも暖かい。

そんな社会が到来することを告げているこの本で僕の人生観はとても刺激を受けました。

 

なんか気軽に書いただけなのにめちゃめちゃな文章になっちゃった。

キャラも休日モードになっちゃった。

ま、いっか笑

 

というわけでシルバーウィーク真っ只中だけど、仕事しててふと別のことがしたかっただけのブログでした!

みなさん良いシルバーウィークを!

 

 

読書の夏〜今夏読んだ中でおすすめ本5冊〜

f:id:takushamble:20150809160644j:plain

どうも、牧野です。

もうすぐお盆休みですね!前職では長期休暇には公休日に加え、特別休暇という制度があったため休みが長かったんですが、今では暦通りとなってしまいました。

9連休から5連休に・・・。お休みをいただけるだけ幸せですが!

 

さて!今日はこの夏(7~8月初旬)に読んだビジネス本の中でいいなーと思った本を紹介します。

発行日が昔のものもありますが、なぜか夏になると読書がはかどります。

 

①WORK RULES!

www.amazon.co.jp

2015年はじめにアメリカで発売されてから、世界中でベストセラーになっている著書。

Googleの人事トップが語る、その人事政策はどれも大量のデータと多くのエンジニアの功績であることが見て取れます。

食事がタダ、豪華なオフィス、高い報酬基準などの福利厚生にはすべて裏付けがあることをはじめて知りました。

またGoogleは2006年以降、6,000人から6万人まで社員を増やしていますが、求人倍率はまさかの30,000分の1。

またマネージャの権限をできるだけ無くすことにこだわりを持つGoogleですので、マネージャの権限で採用を決定することも出来ないようにしているんです。

その秘密はぜひ読んでみてのお楽しみ。

 

②ALLIANCE

www.amazon.co.jp

Linkedin創業者のリード・ホフマンなどが語る「新しい雇用」に関する著書です。

ちょうどダニエル・ピンクの書いた「フリーエージェント社会の到来」が書かれたのが今から13年前。

そこから一周してたどり着いた雇用に関する新しい考察がこの本にはまとまっています。

ITリテラシーの高い人材とそうでない人材の給与格差が広がっていたり、フリーランスの人の中でも給与格差が広がっている。

給与が高い人、そして仕事面での充実度が高い人は、皆様々な組織との良好なALLIANCE関係を持っていると書いてあります。

良好なALLIANCEを持つには「その組織に関与するのはなぜか?(Whyの握り)」「どこまでやるのか(コミットの握り)」「誰とやるのか?(チームの握り)」の3本柱が必要です。

シリコンバレーを中心とする様々な会社と良好なALLIANCEを持つランサーの事例がたくさんあるので、読み物としてもおすすめです。

 

③企業に求められる対応をやさしく解説 マイナンバー制度の実務と業務フローがわかる本

www.amazon.co.jp

愛知に本社を置く、名南経営さんの図書です。

個人的に不勉強だったため、マイナンバー制度についてはいつか勉強しなきゃなと思ってたところ本屋さんで見つけて購入。

読んでみて思ったことはただ一つ。

 

 

 

 

 

マイナンバーはめんどくさそう」

これに尽きます。

企業として、マイナンバーに対応しても得られるメリットが不透明すぎる。

ただ社員の社会保障にまつわることなので対応はマスト。

もし企業の総務担当の人がいれば、この本だけでマイナンバー対応に関する知識は得られるので一読をおすすめします。

 

④ドイツ人はなぜ、1年に150日休んでも仕事が回るのか

www.amazon.co.jp

インダストリー4.0で次の工業を引っ張る存在と言われているドイツ。

勤勉な労働意欲が日本のそれと似ているとよく言われますが、実態はどうなのか?

タイトルで一目惚れして購入しました。

中身を見てみると、ドイツ人の労働に関するトピックは以下の通り。

・日本の昔のような製造業の文化が色濃く残る

→日本の昔の町工場では、雇用主が被雇用者を家族のように扱うことで求心力を高めていました。求心力が高まることで、仕事への意欲が高まります。その結果生産性が高まるという。

・国として資本装備率を向上させている

→細かい数字ははぶきますが、ドイツでは生産設備を購入する際の控除や補助金が豊富にあります。これは国策として工業社会を成長させようとしているからなのですが、常に最新の設備を使えるようにすることで、世界からの発注を受けられるようにしているようです。結果生産性が高まる。

・ドイツの文化として「稼ぐは美学」という文化がある

→良質な仕事をした結果、多くのお金を稼ぐことは美学である。

日本だと横の意識が強いため、稼ぐことに対して美しくないと思う人もいるかもしれません。

ドイツをはじめ、欧米諸国ではそんなことはなくビジネスをビジネスとしてよりよくすることへの意欲が高いらしいです。

そのため生産性が高い。

 

などなど、文化の違いによるところが多いのですが、国策もいろんなことをやっているようです。

興味がある方はぜひ。

 

⑤人は、誰もが「多重人格」 誰も語らなかった「才能開花の技法

www.amazon.co.jp

田坂氏の最新本。

2012年にトーマツのイベントで登壇いただいた際にはじめて知った方ですが、大ファンになってしまいました。

今回のテーマは「多重人格」。

人は一人でいる時、上司と話す時、クライアントと話す時、部下と話す時など、場合により「自分」を使い分けます。

使い分けることに疲れてしまい、一人になることを選ぶ人もいますし、転職を考える人もいます。

ただその自分の多重人格をマネジメントできるとしたら?

この本の中では多重人格をマネジメントするための「芯の作り方」を紹介してくださっています。

長期休みに重いものを一発読みたいという方におすすめです。

 

 

いかがでしたか?

夏休みに読む本を探している方の参考になれば幸いです!

 

 

はじめて転職してみて、変わったことと変わらないこと

f:id:takushamble:20150808221518j:plain

どうも!牧野です。

意気揚々とブログをはじめましたが、早速更新しなくなるという失態を犯してしまいました。

申し訳ありません!

 

6月にトーマツを退職して7月にLIGという会社に転職しました。

またトーマツの先輩である西元さんとTrunkという会社を立ち上げました。(今は全く顔を出せていません・・・)

 

初めての転職ではありますが、1ヶ月が経ち振り返りをしてみました。

転職をお考えの方がいらっしゃれば是非参考にしていただけると幸いです。

 

転職してみて変わったこと①会う人が変わる

当たり前のことなんですけど、転職すると普段会う人が変わります。

もちろん同僚が変わるというのもあるんですけど、クライアントやパートナーさんなどとの接触が多い場合は全てが変わります。

しかも僕の場合はコンサル→WEBというキャリアチェンジをしたので、会話に出てくる社名も聞きなれない会社が多いですし、略語などは都度調べたり先輩に聞かないといけません。

(ちなみに最近先輩から「前パブ」と言われて、「夜の言葉かな」と思ったんですけど顔が真顔だったので聞いてみたら「広報(パブリッシング)を事前にすること」と教えてもらいました。みなさんも気をつけて下さい)

 

転職してみて変わったこと②自社のことを客観的に見れるようになる

新卒で入った前職では「自社がすべて」みたいに感じることが多かったです。

自社のサービスが一番。自社の福利厚生が一番。自社の経営理念が一番。などなど。

 

でも転職をしてみて、知識の選択肢が増えたのでしょうか、自社のことを非常に客観的にみている自分がいます。

 

冷めているわけでは全くないんですけど、自社が業界で置かれているポジションやサービスの魅力などを常に競合さんと比較して考える癖がつきました。

 

 

転職してみて変わったこと③インプットする情報が増える

異なる業界に転職した場合だけかもしれませんが、収集すべき情報量が増えます。

 

前職であれば「人材育成」「採用」「経営戦略」などの図書やサイトなどをみて情報を収集することが多かったです。

最近はそれらに加え「WEBマーケティング」「PR」などのテーマでインプットをする時間が増えました。

 

もともと知っていた内容もありますが、圧倒的に知識の引き出しが増えるのでクライアントと話すのが楽しいです。

 

転職しても変わらないこと①生活スタイルはほぼ同じ

これも当たり前かもしれませんが、生活スタイルは変わりません。

例えば

食生活→相変わらずジャンキー

睡眠時間→大体4時間くらい

通勤時間→大体30分くらい

摂取アルコール量→週に2回飲む程度

 

これも転職先によって変わるかもしれませんね。

ちなみに僕の前職は7:30には出社、今の職場は9:30出社。

睡眠時間は変わらないので若干夜更かしにはなったかな?

 

転職しても変わらないこと②クライアントとの接し方

クライアントとの接し方は変わりません。

個人的にクライアントと接する時に意識しているのが「相談役になる」ということ。

 

特に営業をしている時間が多かったのですが、真っ向勝負の営業は苦手なのでクライアントの相談役になることで仕事をとることが多かったです。

その自分のスタイルは変わりません。

でもスタイルを固めるのもあまりよくないと思うので、また来月に振り返る時には変化があってほしいなーとも思っています。

 

転職しても変わらないこと③基本的に何も変わらない

結局転職をしてもほとんどのことは変わらないのかな、と感じました。

振り返ってみると前職の時から社外の人と話す時間が多かったので、転職ってこういうものなんだ、と知る機会も多くありました。

 

「何かを変える」ために転職をする人が多いと思いますが、「何かを変える」ための転職という手段は向き不向きがあると思います。

給与や待遇を変えるためであれば変わりやすいと思います。

 

ただし人間関係や会社への不満を解決するための転職の場合、「自分のものの見方」を変えないと何も変わりません。

 

人間関係を良くするために自分は何かしたか?

会社をよくするために自分は何かしたか?

 

アクションをする人は結果を得ます。その結果が「自分のものの見方」を変えていきます。

 

転職をお考えの方、あなたは何を変えたくて転職しますか?

自分で自分のモチベーションを上げる方法

f:id:takushamble:20150720153353j:plain

まきのです。

梅雨が明けました!

早速各地で真夏日となっているようで、もう出歩く元気が出ないですね。

早く秋来ないかな。

 

自分で自分のモチベーションを上げる方法

さて今日は「自分で自分のモチベーションを上げる方法」をご紹介します。

正確には「モチベーションを維持、もしくは下げない方法」かもしれません。

 

まだまだ若輩者の僕ですが、仕事中心の生活をする上で「モチベーション」は大事だなーと日々痛感しております。

たまーに友人やクライアントからも「どうやったらモチベーションを上げられるのか?」と聞かれます。

 

今回は僕のまわりの人で「いつもモチベーションが高いなー」と思う人がやっていることをまとめてみました。

おそらく個人差があるので、「これはできそう」と思ったことを実行してみてください。

 

①適度に成果を挙げ続ける

営業に限らず、エンジニアもデザイナーも仕事をする上で求められることは「成果」です。

組織を活性化させるための薬は成果であることは間違いありません。

なんかチームの雰囲気が良くないなー、という時は大抵成果が上がれば元どおりになります。

もちろん雰囲気が悪いチームが成果を上げることが難しいんですけどね・・・。

なので個人という尺度で見た時には「成果の谷」をなるべく作らないことが大事です。

成果の谷=スランプをつくってしまうと、立て戻すことが難しくなります。

なので適度に成果を出し続けましょう。

 

②自分だけのご褒美制度をつくる

自分だけのご褒美制度を作りましょう。

例えば、「一件受注できたらスタバでなんでも買ってもいい」などです。

あとは「今月会社内でナンバー1になったら好きな服を買っていい」というご褒美制度をとっていた女性営業もいます。

なんでもいいので、自分で自分のためのご褒美を作りましょう。

人はご褒美には弱いものです。

 

③この仕事に意味はあるのかと考えない

これは怖い病気です。「この仕事に意味はあるのか症候群」。

自分が今している仕事に疑問を持つことはとてもいいことです。

ですが、この病気にかかると大抵モチベーションが下がります。

先人の方々からの知恵でもありますが、「やりたい仕事」だけをしたいのなら独立しなさい。

独立できないなら、「やるべき仕事」「やらなければいけない仕事」を受け入れなさい。

これを受け入れることができている新入社員や若手の人は結構社内でもいいポジションにつきやすいです。

(企業に属すということについてはまた別の記事に書きたいと思います。)

 

④常に思考し続ける

常に思考し続けましょう。思考が難しい場合は「妄想」でいいです。

「このプロジェクトが成功したら、俺はボーナス100万もらえるなー」

「今期チーム成果が1位になれば俺は来期リーダーだなー」などなど。

できるだけ大きな、でも実現可能そうな妄想をしましょう。

ちなみに僕は毎晩妄想しています。

 

⑤モチベーションが高い人と働く

モチベーションをあげる特効薬はモチベーションが高い人と多く会話することです。

モチベーションをあげたくない、別に低いままでいい、という人にはかなりうざい施策だと思うので、モチベーションをあげたいと思う人だけにおすすめしますが。

もしまわりにモチベーションが高い人がいない、という人は幸い僕のまわりにはモチベーションが異常に高い人が多いのでご紹介します。

お問い合わせください。

 

⑥あえて人に教える立場をとる

モチベーションを上げるためには「こうなりたい!」という願望を持つか、「やらなきゃ!」という危機感を持つかのいずれかが必要です。

例えばみなさんに部下がいたり、後輩がいるのであれば「教える」ことをたくさんしましょう。

人に何かを教えるということは非常に難しいものです。

反対に人に何かを教える時、人はもっとも成長します。

知識量も経験量も、教える側としての振る舞いもすべて必要になってきます。

その危機感で自分をモチベートするのです。

 

⑦社内よりも社外の付き合いを多くする

みなさんが所属する会社の社員数にもよりますが、社内よりも社外にいる知り合いの数を多くしましょう。

「自分の見ている世界」が狭いと理想もモチベーションも低くなります。

常に自分が見ている世界は開けているようにすることで、理想を高くし、モチベーションを保つことができます。

 

 

いかがでしたか。

独断と偏見によるモチベーションを上げる方法をまとめました。

いいな、と思ってもらえることがあれば嬉しいです。

 

ではまた。

Good luck!!